代表の鈴木です。
猛暑が続いてます!気温40度なんて味わってしまうと、30度超えなんて涼しく感じますね。笑
この夏は災害レベルと言われる暑さですから、現場で働く職人さんたちは熱中症にはホントに気をつけてほしいです。
そして今日も暑い、熱い現場の話!
朝霞市で進行中のSE構法の新築一戸建て住宅。
先月5日に上棟し、約1ヶ月経過しました。
屋上やフラットルーフ、バルコニーの防水下地を先行し、間柱やサッシ下地を組みながら外部の耐力壁や非耐力壁の合板を張り巡らせ、ようやくサッシ取付完了を迎えた状態です。
大工もやっとこれで建物の中の作業に移れるとのことで、ホッとしてます。こんがり日に焼けてました。笑
今回はSE構法の魅力、品質管理について解説いたします。
構造の品質管理の実態
SE構法の魅力は何度もお伝えしてきましたが、『品質管理の徹底』も大きな特徴です。
通常の新築一戸建ての場合、特に構造の品質管理、いわゆる検査と呼ばれるものは『瑕疵担保責任保険法人による構造躯体検査』のみとなります。
仰々しい名前の検査ですが、実は何を見ているのかといえば、「図面通りに施工されているかどうか」を目で見える範囲を確認する程度です。
その図面に記されている構造計画の良し悪しを判断するわけではありません。
あくまでも提出された図面通りになっているかどうか!?を確認するのが検査員の役目です。
構造計画は誰が行うのか!?
では構造計画を行う人は誰でしょうか?「当然設計士でしょ!」と思う方がほとんどだと思いますが、実際施主様が出会う設計士は構造については詳しくありません。
デザインが得意な設計士はたくさんいますが・・・。
一般的には構造計画を行う人は、なんと『プレカット業者』です。
木材のプレカット計画を入力する入力オペレーターが、社内のルールやごくごく一般的な設計ルールに基づいて構造の組み方や柱や梁のサイズを決め、設計士にプレカット図という構造計画図を提出します。
設計士はその構造計画図が意匠図とリンクしているかのチェックはしますが、構造的な安全性の検証はしません。
というよりできません。
弊社HPに構造計算について詳しく解説しております。こちらもぜひご覧ください。
構造計算とは|練馬区で地震に強い家を建てるならアーキ・モーダへ
SE構法の構造計画
SE構法では、SE構法の本部の方で全ての物件で構造計算を実施した構造計画図を作成してSE構法専門のプレカット業者がその構造計画図にリンクした構造部材の加工を行います。
そもそもスタートから違いますね。
また、『瑕疵担保責任保険法人による構造躯体検査』のみならず、SE構法で技術的な講習と管理手法を学び『SE構法施工管理技士』の試験に合格した検査員が数十項目の検査を行いその検査結果を報告書にまとめ、SE構法の本部に提出、内容を精査した上で『SE住宅性能保証証書』が発行されます。
SE構法の専用部材
SE構法はその施工マニュアルも整備され、また構造体となる柱や梁、そして床合板や耐力壁合板は全てSE構法専用品となっており、施工ミスや施工誤差が出にくいような工夫がされています。
釘の施工ピッチが全て印字され、耐力壁番号によって異なる釘ピッチにも対応しています。
木造軸組工法の中で、SE構法は本当に優れた構法だと思います。
実際に建てて触れている我々、大工含め本当にそう感じてます。
もっともっと広めていきたいですね!
弊社HPにSE構法について詳しく解説しております。こちらもぜひご覧ください。
最後に弊社の『愛のある大工さん』であるN大工の写真を1枚!(笑顔がとっても素敵な大工さんです)
次回は、練馬区で進行中のSE構法の新築一戸建て住宅の現場をお伝えしたいと思います。
それだはまた。
2018.08.03
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