代表の鈴木です。
ここ数日、夏日が続いていまね!
朝と夜は比較的涼しいので、着ていくものに悩まされます。
今日は、品川区の注文住宅「西大井の家」のご紹介です。
品川区の注文住宅【西大井の家】
先月13日に上棟を迎えちょうど1ヶ月ほど経ち、断熱材の施工が進行中の状態で現場に立ち寄ってきました。
弊社では通常断熱材は「現場発泡ウレタン吹き付け」を採用することが多いのですが、こちらの現場は「高性能グラスウール」を採用しています。
そもそも弊社が普段「現場発泡ウレタン吹き付け」を採用するのは、比較的簡単に断熱性能と気密性能が両立できるという理由があります。
しかし今回「高性能グラスウール」を採用したのは、コストの面と、もう一つ確信していたことがあったからでした。
断熱材や断熱施工に関して解説します
「もう一つ」の前に、よく「断熱材は何がいいの?」と悩まれる方も多いと思いますが、まず一番基本的な断熱性能の面からいうと、ざっくり「どれもほぼ同じ」という答えになります。
よって断熱性能を左右する要因は、施工する断熱材の厚みといかに隙間なく施工できるかの2点になります。
断熱性能を左右する要因とは
1. 施工する断熱材の厚み
2. いかに隙間なく施工できるか
断熱材を施工する部位としては大きく3つに分けられます。
1. 床下
2. 壁
3. 天井 or 屋根
この3つの部位です。
この3つのうち、床下と壁については構造躯体(柱や土台)の寸法によって施工できる断熱材の厚みは決まってしまいます。
柱や土台の寸法以上の厚みの断熱材は基本的に施工できません。
天井や屋根面は、床下や壁内に比べると多少寸法的な自由度がありますので、期待する断熱性能に合わせた寸法を確保することにより厚みを増して断熱性能を高めることが可能です。
それでは、厚みに制限がある床や壁はどうでしょうか?
そこで厚みと同様に重要なことは、いかに隙間なく断熱材を施工するかということになります。
床の断熱施工に関しては、ほとんど障害物がありませんので、比較的容易に施工が可能ですが、壁面はなかなか教科書通りにはいきません。
壁内には電気配線や給水給湯配管、また筋交いという構造上重要な部材や給気口、換気扇の穴など無数の障害物があります。それらをうまくかわしながら、しかも隙間なく施工するのは非常に難易度が高い訳です。
弊社が普段「現場発泡ウレタン吹き付け」を専門業者に依頼して施工させるのは、どんな障害物があっても、確実に隙間なく断熱施工ができるからです。
技量と意識で断熱施工が変わる?
さて、話を戻しますが、「もう一つ確信」を持っていたこととは、この現場を施工する大工(棟梁)の腕前を知っていたことです。
断熱施工に関してはスペシャリストといっても過言ではありません。
「高性能グラスウール」にも2種類あります。
現在も全国ほとんどの現場で使用されている袋入り(あらかじめ気密シートで包まれている)のグラスウールと、気密シートを別施工するグラスウールむき出しのタイプです。
今回は気密シートを別施工するグラスウールむき出しのタイプを選択しました。
断熱施工の教材にも使えるような完璧な施工です。
気密シートもこのように施工すれば、「現場発泡ウレタン吹き付け」と同等の断熱性能や気密性能が確保できるでしょう!
気密測定の結果も楽しみです。
本日の東京も最高気温27度と夏日となりました。
外から現場に入った途端、「ひんやり涼しさ」を感じたこともお伝えしておきます!
それではまた。
2019.05.10
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