板橋区の歯科医院建築 造作家具満載!

代表の鈴木です。

弊社は木造一戸建ての新築工事の設計施工がメインですが、医院建築や医療介護施設、店舗やマンションのリノベーションなどの施工も手掛けております。

そして今年2019年1月の最初のお引き渡しは、板橋区で手掛けている歯科医院の物件となります。

こちらの物件は二年前にも同じ板橋区内で開業のお手伝いをさせていただいた歯科医院の医院長様が2店舗目を出店されるということで、再び声がかかりました。

造作家具はリノベーション向き!?

住宅の建築以上に医院建築などのリノベーションとなると収納家具なども様々な要望が出てきます。

業態によって収納する場所や物、動線などが全く違うため十分に打ち合わせを重ねていかなければなりません。

また、既存建物のリノベーションの場合は、新築物件のように建物の寸法単位(モジュール)が整っていないため、既製品の家具はほとんど寸法が合いません。

そんな時にそんな悩もを解決させるのが造作家具です。

こんなものまで造作家具で!

今回、板橋区の歯科医院建築で製作させていただいた造作家具は大小合わせて23台!

【受付L型カウンター/テーブル】
【手洗いキャビネット/2台】
【分電盤収納box】
【トイレ収納box】
【PCカウンター/2台】
【診察室収納キャビ/大小3台+吊り戸棚】
【診察室パーテーション/3台】
【スタッフルームデスク、吊り戸棚/2セット】
【消毒コーナーのカウンター3台と吊り戸棚2セット】

などなど。

既製品の家具は、スタッフ用の下駄箱(Panasonic)ただ1つだけです。

2tトラック山積み3台分のボリュームになりました。

 

受付カウンターです。

L型で内側は引き出し付き、外側の腰壁は角がR形状になっているため、やはり現場造作よりも造作家具の方が綺麗に納まります。

診療室を囲むように配置された造作家具(収納キャビネット)の数々。

PCカウンターキャビネットの中はPCの放熱を考慮して扉はパンチングメタルをはめ込んでいます。

個々の診療台の間には、間仕切りのパーテーションを設置。

それぞれマウス台が計画されています。

なんと長さ9m弱のカウンター収納。6ピースの箱を現場で繋ぎ合わせています。

消毒コーナーは既製品の流し台と造作家具を合わせて一体化させています。

収納キャビネットの引き出しは全てプッシュオープン式。

取手がないのでスッキリしています。

現場に搬入された造作家具の一部をご紹介させていただきました。

造作家具ではありませんが、レントゲン室の施工もしました

仕上がれば何の変哲もありませんが、下地はそれなりの対策(放射線)を実施しています。

それなりの対策って!?

簡単に言えば部屋をぐるっと鉛で覆うのですが、今回も前回と同様に東邦亜鉛株式会社さんの【ソフトカーム】という石膏ボードに鉛(1.5mm/2.0mm)が貼ってある商品を使いました。

石膏ボードのジョイント部分は鉛テープを挟み、壁や天井の入隅はL型の鉛アングルを施工、コンセントBOXの裏側も鉛テープを施工するという念の入れようです。

出入り口ドアはAICAの放射線防護ドアを選定しています。

どの部材もとてつもない重量があり、施工した職人さんは大変な思いをしてました。(汗

造作家具ができるまで

話はまた造作家具に戻りますが、造作家具はある程度採寸ができるまで現場が進んだ状況で、現場の実寸法を測り、造作家具の製作図を書き上げて家具工場に発注します。

1つの造作家具に対してA3の大きさで数枚の図面を書くこともありますので、図面の枚数は実際の家具の個数よりはるかに多くなります。

それでも図面だけでは伝わらないケースもありますので、そんな時は工場に直接出向いて作業員と打ち合わせを行います。

家具が出来上がれば、搬入・取付けがありますので、造作家具はなかなか大変な時間と労力を使います。

そのため自社で造作家具を扱う工務店は非常に少ないのが現状です。

まとめ

弊社は、自社で造作家具の設計施工を行う数少ない工務店として、多くのお客様のご要望に応えてきました。

そしてこれからもたくさんのご要望に応えていきたいと思います。

ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

それではまた。

2019.01.27

只今、SE構法のダブルW現場見学会も開催中!
この機会にぜひご見学ください。

『朝霞市の家』『新座市の家』SE構法ダブルW現場見学会 予約受付中!

★こちらの記事もおすすめです

→【日本一わかりやすい「SE構法」の解説

弊社へのお問合せ・資料請求はこちらから

 

 

友だち追加