代表の鈴木です。
本日は、所沢市小手指町で建築したSE構法の注文住宅の完成レポートです。
この建物は、道路よりも約2m上がった小高い造成地に計画された延床面積30坪弱の2F建ての一戸建て住宅です。
SE構法だから実現できる大空間・大開口
SE構法ならではの特徴として、リビングには8畳大の吹き抜けが計画され、南面には1.5間幅のサッシが2ヶ所並ぶ、大空間・大開口を得た空間です。
通常、大空間・大開口は、その開放的な空間と引き換えに、建物の耐震性は著しく弱くなる傾向にあります。
しかしながら、構造計算(許容応力度計算)を実施し耐震等級3を確保するSE構法ならば、安全・安心の大空間・大開口が実現できます。
【一つの割り切りから手に入れたもの】
この住宅では、収納・トイレ・洗面室以外は、全く建具を計画しませんでした。
また四方壁に囲まれた居室が一つもなく、独創的な間取りとなっています。
手に入れたもの、それは「圧倒的な開放感」でした。
【高気密・高断熱の証】
建物の耐震性だけでなく、高気密・高断熱にも力を入れているアーキ・モーダは、開口部や断熱施工、気密施工にもこだわっています。
その結果、この物件の気密測定では【C値 0.31】を記録しています。
一般的に、C値は1.0を切れば、高気密と言われていますので、かなりいい数値だと思います。
アーキ・モーダでは、自社で設計施工を行った物件はすべて気密測定を実施していますが、平均でC値 0.5前後を記録しています。
開放的な間取りは、冷暖房の効きや効率が悪いと思われがちですが、高性能な躯体性能とパッシブ設計が合わさると、利点に変わってきます。
【床下エアコン】
そして最近は定番になってきた「床下エアコン」も計画しました。
先ほど話しました、高気密・高断熱の躯体性能がないと全く効果が得られないシステムですが、しっかり機能するととても素晴らしいシステムです。
床暖房のように床を局所的に温めるのではなく、床下空間全体を温めることで、1Fのどこに居ても床の冷たさを感じることはありません。
また温めた空気の上昇気流を利用して、室内の空気も温められるので、条件が整えば床下エアコン1台で全館暖房が可能となります。
設置位置としては、その存在を隠すように、造作家具に内蔵するパターンが多いです。
関連記事:「床下エアコン」について解説します。〜床下エアコンの効果、目的について〜
【まとめ】
SE構法の優位性は耐震性と、デザイン性だけではありません。
躯体の厚みを生かした高断熱化にも向いている構法なのです。
関連記事:「新座市注文住宅|SE構法|断熱性能の最適化|工務店レポート1」
「耐震性 × デザイン性 ×高気密・高断熱性」が実現できるSE構法をぜひご検討いただければと思います。
それだはまた。
2019.07.11
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